2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧

反応管

上のガラスは小スケールの不安定化合物を反応させる管。 作りはごく簡単で、先を吹いて膨らませた管を曲げ、ただ NMR 管が付いているだけ。 一本は NMR 管の入り口付近に G2 フリットが付いている。 このガラス、たとえ不安定ものの捕り物化学をやっている研…

仕事場には、なぜが多くの蜘蛛が生息しています。 風に吹かれて小蜘蛛が飛んでくるのでしょう。 至る所で巣を張りまくるので、たまに掃除機で吸い取ります。 今日、掃除機の中身のカートリッジを交換しようと思ったら、中から無数の小蜘蛛が・・・・ うひゃ…

http://kuchikomi.nifty.com/onsen/kk/KuchikomiInfoDet.do?element_id=38000628&kuchikomi_id=00000006 しなびた温泉で、しなびたおばちゃんと会話。

天然物

10日ぐらい前のトリカブトアルカロイドの話を、一部削りました。 検索エンジンで「トリカブト毒精製の仕方」という検索で来ている人がいたからです。 再結晶溶媒がわかったぐらいで単離できるようなものではないんですが、念のために。 再結晶まで持ってい…

あふれる熱い涙

あー、鉱物採集行きてぇ。崩れたガマの崩落土に手を突っ込んで、水晶をかき出しながら手をざっくり切りてぇ。雨上がりに出てきた二次鉱物の付いたズリ石拾いてぇ。足場の悪い高ーい露頭にはしごをかけて、他の人が手を出せないガマをつっついてニンマリして…

そういう話は10年前にしてくれ

昔の彼女から連絡が来る。 結婚生活にマンネリ化が訪れたのかな。 が、体調不良で、そんなのにつきあう気がしない。 オレをねかせてくれ。たのむ。 だってキミは、オレを選ばなかったんじゃないか*1。 男の人は、基本的に女の人の浮気の話が好きではない(と…

今日 X-ray を仕掛けた結晶は、観察通り triclinic でした。 うまく解けるといいのですが。 明らかに双晶、それも長軸交差型の双晶がいくつも混じっていましたが、無視。 双晶問題にじっくり時間をかけられるぐらいの、ゆとりのある研究がしたいです。 →げー…

昨日から ニート + 鉱物 内向的 + 鉱物採集 のような、およそ組み合わせるにふさわしくない検索語句でこのページに来る人がいる。 不思議。

風邪

あれれ、熱っぽいと思ったら38.3℃も体温があるよ。 ふしぶしも痛いし。 これから熱が上がりそうな気配。 →熱が出たので、悪夢にうなされつつ仕事を休んで寝ていました。 いてててて(関節が痛い。)。

この数日は、雑務ばかりでした。 くったりしています。 予想した反応は、ひとかけらもうまく行っていなかったです。 悲しくなってきます。 なぜか昨日はいろいろな技術者の方々との話が多かったです。 面白い話をいろいろ教えてもらいました。 そして、首ま…

「鉱物ウォーキングガイド」 松原聰 著

鉱物ウォーキングガイド作者: 松原聰出版社/メーカー: 丸善発売日: 2005/09/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (4件) を見る 関東を中心として、産地案内が書かれています。 類書としては草下英明著「鉱物採集フィールドガイド…

クイズ

このガラスは何のために用いるものでしょうか? 一輪挿し。オブジェとしてかわいい。 フライングマシーン。これがあると三角塔のコアブロックまでたどり着けます。 NMR 管立て。安定性は最高です。 液クロ分取の際のインジェクション溶液を入れておく容器。…

学生さんが「ふりくら」って言うので、何のことかと聞いてみたら Friedel-Crafts Reaction のことだそうだ。 あまり聞いたことないなあ. 「クラペイロン・クラウジウス式を「くらくら」と言う」とは某さんの談。 じゃあ、ベローゾフ・ジャボチンスキー反応…

バブラー

ファイアストンバブラーの話を二回書いたが、実物を見ないとわからないと思われるので、写真を掲載。 この器具は、国内で製作のノウハウを身につけた A さんの弟子の S さん作。 上に三方コックがついており、下はバブラーになっている。 バブラーの部分にし…

↓これ、すごくかわいい。 仕草が手塚治虫っぽい。

雨に振られて、感冒にかかった。 頭が痛い。 体が言うことを聞かないので、大量のガラス器具を学生さんにおろしてもらった。 群がる学生のパワーがすごい。 宝の山を目の前に狂喜乱舞する海賊のよう。 暴行*1と略奪の渦と化している。 まあ、焼結ガラスフィ…

今日は自転車レースのヘルプ。 が、あいにくの雨。 どうなることやら。 風邪引かないようにしないとね。 →大雨の中、お疲れ様でした。 オイラのメット。

書き物の間に暇つぶし。 http://www.planarity.net/ のつもりが、結局16面までやっちゃった orz なんてトポロジカル! 名前もよろし。planarity(平面性)。 10面を超えると、フラーレンの展開図を作っているよう。 ただでさえ結晶構造解析の位相問題で…

「カトリーナはヤクザの仕業」 米天気キャスターが発言

http://www.sankei.co.jp/news/050916/kok061.htm 昔、薬品(銀塩じゃなかったかな)を撒くと雨を降らせることができるという話があったけど*1。 ハリケーン「リタ」は、ヒューストンに上陸し、ニューオーリンズは再び堤防が決壊し冠水しているようだ。 http…

写真はおなじみの標本。 手のひら大の緑のものより、このピンクの elbaite と煙水晶のペアがいいね。 「こっこれは・・・・」 標本箱の中に長島乙吉氏の名刺が。 「親切で見せるのに、ポケットに入れて持って帰っちゃう不心得者がいる。ちゃんと顔もわかって…

リチウム

友人から「なんでそれほど感情がおだやかなのか(起伏がないのか)?」という旨のメールが来る。 いや、そんなことはないぞと。 きちんと喜怒哀楽はあるはずだ。たぶん。 そういう風に取れるのなら、それはきっとあなたがそうだからなのだろう。 そこでふと…

今日も朝まで実験。 反応生成物が異性体混合物で、片方が液体で片方が結晶。 欲しいのは結晶の方。 だが再結晶ではオイルになってしまう。 量が多いので、カラムでも分けるのがつらい。 しかも異性体なので、ほとんど分かれない。 シリカカラム素通しで塩抜…

メデューサ

カラムである程度きれいにしたとろとろのサンプルに、昨日得られた結晶の核を見えない程度にポンと放り込む。 スパチュラを持つ手をかざすぐらいの感じで。 待つこと10秒、目に見えない核が育ち始め、モルデン沸石の集合体みたいなのが見え始める。 30秒…

カラムをかけながら古い鉱山の資料を眺めていたら、宮崎鉱山(宮城県)の写真を見つけた。 この鉱山の採掘現場の写真は初めて見た。 宮崎鉱山はよく知られた石膏の鉱山で、大正初年ー昭和の頭ぐらいに盛んに採掘されていたらしい。 石膏は透石膏が多かったら…

「日本硝子細工夜話」日本硝子細工夜話刊行会 秋山寵三著、木下義夫編

昭和42年刊のやや古い本だが、すごく面白い。 日本のガラス工業、特に理化学ガラスの開拓者に焦点を置き、さまざまなエピソードど共に歴史を記録する良書。 理化学ガラスについては、何冊かの本を読んでいると、川村禄太郎が MVIP で、東北帝国大学理学部…

プロジェクトX

NHK 「プロジェクトX」が、年度いっぱいで放送を打ち切るようだ。 ネタがつきたか、ヤラセ問題がいよいよ激化したか。 しかし、あの番組は、本当に理学に理解の乏しい番組だった。 純粋な理学ネタでは、小柴さんのぐらいしかなかったんじゃないかと。 実学よ…

天秤

「ガツン」という鈍い音で後ろを振り返る。 女子学生さんが買ったばかりの電子天秤を落っことしてやっつけた音。 犯人は万有引力か? いじめてやれ。 再起不能。 メーカー修理でユニット交換10万円コースかな。 精密天秤はどんなものでも精緻なメカなので…

のだめ#13を読む。 ノラ・ジョーンズを聴く。 ラーメンとチャーハンを食べる。 クーゲルをかける。 エバポをぶんぶん回して、濃縮。 カミさんは実家に帰った*1。 今週一週間はろくに寝ていない。 そんなけだるい深夜2時。 - 結晶性が極端に低くて、結晶…

衝撃の事実を知らされる。 ええーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!

Mesocrystal

もう、気の早い人は、mesocrystallography という言葉まで作ってるんだね。 Mesocrystalline(形)は使えそうだ。 固体物理、磁性材料からのアプローチが有力かな。 いわゆる「ナノ粒子」で、結晶質のものの偏屈な呼称と考えてみてはいけないのだろうか。 ・…