家庭訪問


なぜか月曜と火曜に、オフクロが泊まりに来ることになった。
しょうがねえ。休日は掃除でもして石でも片づけるかあ。
今週末はマイナーペグマで黒雲母表面でも見ている予定だったのに。

ストーカーまがい


石を探してぐるぐるいろいろなところをめぐっていると、
いつの間にか日本の地理に詳しくなってしまう。
人事異動などで、新しく知り合った人の出身を聞くときなど、もう快感。
ビシッと場所がわかり、最寄り駅がわかり、地形、地質がわかる。
名産も温泉もわかる。最寄りの鉱物産地もわかる(ウケない)。
田舎であればあるほど石屋が本領(?)を発揮する。
街中と石なし県はよくわからんが。
たまに、その趣味を持たない人に不思議がられることがある。


この間、あるバーに飲みに行ったら、お通しを持ってきた
飲み屋のお姉さんの言葉がちょっと訛っているのに気づいて、
ついつい「お姉さん、○○○○(県)の出身?」と聞いたらドンピシャだった。
「○○○○(県)のどこ?」
ってさらに聞くと、
「言ってもわからないだろうけど、△△△△町ってとこです」
という答えが帰ってきた。
「△△△△なら先月行ったぞ。△△△△のどこ?」
「□□□□□の、××ってところ」
「ああ、はいはいわかります。国道から川沿いにちょっと入って□□橋*1を渡って、
集落の真ん中に小さな集会所と公園がありますよね。あのあたり?」
「そうそう、その集会所とバス停の中間ぐらい。って、なんで知ってるの?ねえ、なんで?」
「・・・・・・(言い出しづらい)」


気味悪がられてしまった。
そこは本当に本当になんでもない、ただの田舎の小さな集落ですから。
住んだこともないのに知ってる方がおかしいんですね。
しかも飲み屋から100km離れています。


それはですね、そのすぐそばで煙水晶が出るんです。
決して私はあやしいものでも、あなたに対するストーカーでもないんですよ。


実話です。
そんな恐ろしい体験、あなたにも、ありませんか?

*1:小さな橋で、車1台分の幅しかないのだが、名前をきちんと言えたところにオレの怖さがただようのだろう。こればっかりは知らないと言えない。