水熱合成 chalcomenite
新着 Chem. Lett. の中国人の論文に、chalcomenite の水熱合成の記事あり。
CL., 2005, 14.
原報では CuSeO3-2H2O とあるが、これは orthorhombic なので間違いなく chalcomenite だ。
格子定数も空間群も同一。
chalcomenite は手稲石のセレン置換体に相当するもの。
作り方は簡単。塩化第二銅水和物と金属セレンをオートクレーブに入れ、希アンモニア水で薄める。これを1時間で180度に昇温。3日放置。ゆっくり冷やして終わり。
1mmをちょっと下回る程の単結晶ができるらしい。
これ、ちょっと条件をいじれば手稲石でもできそうだな。
合成の、1cm大の手稲石の単結晶ができるとたのしそうだ。
それと、知らなかったんだけど chalcomenite って半面像が出るんだね。
手稲石もそうなのかな?