カラムをかけながら古い鉱山の資料を眺めていたら、宮崎鉱山(宮城県)の写真を見つけた。
この鉱山の採掘現場の写真は初めて見た。
宮崎鉱山はよく知られた石膏の鉱山で、大正初年ー昭和の頭ぐらいに盛んに採掘されていたらしい。
石膏は透石膏が多かったらしく、20cmを超える透明な単結晶を産した。
石膏だけでなく、重晶石や各種のマンガン酸化物、鉛亜鉛の硫化鉱なども採集できる。
今は林の中で、クマが出る。
鉱山の位置に関しては広域調査(栗原)など、情報は少なくないので、そちらを。
マンガンの鉱物の記載は、選研彙、鉱物雑などに南部先生が書いたのが、宮城県鉱物誌にさらりとまとめられている。