またかよ

<科学技術基本計画>ノーベル賞受賞者30人程度輩出を


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050928-00000115-mai-soci

 政府の総合科学技術会議の専門調査会は28日、来年度からの「第3期科学技術基本計画」に「21世紀前半にノーベル賞受賞者30人程度を輩出することを目指す」というノーベル賞の「数値目標」を再び掲げる素案をまとめた。第2期計画(01〜05年度)で初めて盛り込まれたが、ノーベル賞受賞者からは「はなはだ不見識だ」と批判されていた。
 基本計画は5年間の国の科学技術政策の方針を定めている。ノーベル賞目標は第2期計画で「50年間で30人」との表現で登場した。しかし、白川英樹さん(00年化学賞)、野依良治さん(01年化学賞)らが「ノーベル賞は研究の結果としての受賞であるべきだ」「狙って取れるものではない」と批判するなど、評判は良くなかった。
 座長の阿部博之・同会議議員は「第2期策定時にも反対はあったが、最終的に閣議決定を経て決めた目標だ。5年で簡単にやめるべきではない。表現については誤解が出ないよう検討したい」と、再度目標に掲げた理由を説明した。
 同調査会委員の田中耕一さん(02年化学賞)は「目標を掲げることが成果につながることがあるのは事実。ただ、この目標については、掲げることが正しいかどうかコメントするのは難しい」と話し、論評を避けた。【永山悦子】


こういう船頭が動かしている船に乗っているかと思うと悲しくなってくる。
目標の取り方がおかしいんだな。
野球監督に「ホームランを狙って行け」というサインを出された気分。


まあ、そういう目標を立てるなら、基礎科学と科学教育の充実に力を入れてくれるってことなんでしょうね。そうなんでしょう?
大きく育った基礎の土台を肥やしに育つ大輪のバラだからね。ノーベルショーってのは。
産官学の「儲ける科学」とは逆だわなあ。


有識者の化学のところは K さんと M さんか。