プライベートビーチでもあり鉱物産地でもある


この写真はたまたま見つけた沸石の産地で、カヌーでなければ岸につけないような小さな小さなプライベートビーチ。
カヌーなら苦もなく接岸可能。
陸沿いに到着するのが物理的にかなり困難なのがお分かりいただけるだろうか。
歩いて港からここまでくると汗だくになってゆうに2時間はかかるんだが、船なら1時間ジャストぐらいだった。しかも楽しい。
入り組んだ海岸線の海沿い露頭をチェックするなら、カヌーのほうが早くて疲れず、ヨロコビを感じる。
帆を張ればパドリングもしなくていいんだろうが、うまく扱えずに断念。
帆は、風向きの変化に対応しなければならず、あくせく働かなければならないのでオレ向きではない。


このビーチには大量のメノウ転石が流れ着いていて、縞々白メノウがいくらでも転がっている。ただし、あまり採ると船が沈むので一つ二つぐらいにしよう。
岩を見ているとダ沸石やピンクの魚眼石や緑の輝沸石が見える。
ちなみに岩場に見える細長い穴は大戦中のトーチカ。
中に機銃が残っているところもあり、ちょっとびっくりする*1


と書いていたら、採集に行けないのを思い出してよけい悲しくなった。
自虐的だなあ。

*1:ここらへんはホントに多い。サーチライトが残ってたりとか、人間魚雷が沈んでたりとか、戦車が沈んでたりとか、不発弾が転がってたりとか。旧陸軍野戦病院跡があって、そっちにも鉱物産地があるらしいのだが、そっちに行くと帰ってきて必ず熱を出してうなされるらしく、おっかないんで行ってない。地元の人もそっちに行くときはお清めの日本酒を持っていくらしい。マジな話です。