今日のテーマ

SURFING WITH THE ALIEN

SURFING WITH THE ALIEN


ジョー・サトリアーニの二枚目のアルバム。ギターインスト。
一世を風靡した衝撃作。
ストレートなロックだが、ジョーの表現力がすごい。すごすぎる。
今聴いてもまったく古さを感じさせない。
タイトルチューンの一曲目のリフ(いわゆるロックンロールのリフ)からストレッチ。
ソロはピックでフレットボードをタップする高速ライトハンド奏法からスタート。
フロイトローズを縦横に用いたアームダウンを絡めたテーマの展開。
ハンマリングとプリングを多く絡めたレガートな高速運指。


ライトハンド奏法は、チェット・アトキンスあたりから始まって、エドワード・ヴァン・ヘイレンによって劇的に進化した。1980年代の終わりからさらに世代交代が進んだ。


で、どこがすごいかっていうと、これだけテクニックを駆使しても、ロックのかっこよさがまったく失われていないんだな。
ギターを弾かない人でも「おおおおおー。かっきいー」って楽しめる。ここは重要。


今のロックギターでは、このぐらいのテクはテクとは言わない*1ようだが、当時はホントに衝撃的だった。


これをかけながら仕事ができるかっていうと、実はそんなことなかったりする。


仕事中はこれ。

EPLP

EPLP


ボス、しけてるぜ*2

*1:それでも、このアルバムのサッチ・ブギの中間ソロは並の難しさではない

*2:この曲は、銀座では流すことができなかったらしい。銀座はボスの街だからだ。