X線も終わったし、帰ろう。
R*1 = 2.94% まで落としたぞ。
この一年で、3%を切るデータが出なかった*2ので、うれしい。
異常分散項を調べるなら、CCDより4軸のほうがいいなあ。
吸収補正が気持ちよく効くから。
Acta Crystallographica 誌のチェックも通るし、IUCr チェックも問題なし(ちょこっとアラートGが出るかな)。

*1:実測の回折データ(規格化された強度因子)と、解析した原子座標から予想される回折強度の差の和を取った構造解析の指標。この値が小さいほど構造解析としてはいいデータ。有機低分子や無機物では10%以上のものは信頼できる解析とみなされない。

*2:オレの最低 R は 2.3%。有機分子ではなかなかここまで下がらない。