朝から家の鉱物標本の整理。
数が多すぎて、イトーキの8段キャビネットに収まらず。
もう一個キャビネットを増やすか、石を減らすかどちらかにしないとね。


実験台のオーディオ配線(ぉぃ)。
最初にかけたのはJPの painkiller だった。
ちゃんと2バスがきれいに鳴るね。よかった。
モーツァルトのピアノもそれなりに鳴る。
コアキシャルなのに、侮れないスピーカーだな。こいつ。
最近のスピーカーは小さいのに、よく表現するんだね。


今日ははじめての合成反応を仕込む。
うーむ。まだ調子が出ないな。
とりあえず学生さんにやらせるテーマの当たりを見ておかないとね。
最近の学生さんは精神が脆いので、0からのテーマは禁物。
それにしても保安が悪い。
メタノールを洗浄ビンに入れて、洗い物をしているのはいいんだけど、手にばしゃばしゃかかってるし。
メタノールの単蒸留をしているんだけど、机の上でしていて、しかもリービッヒのケツに何も付いてない。
リービッヒのケツからでた留分は、ぽたぽたと、ずっと下においてある三角フラスコ(ここでは「マイヤー」という)に落ちる仕組み。
「それはやめなさい。メタノールの蒸気圧と毒性と肌への浸透力を説明してあげます。」と教育的指導。
ガラス器具がなければ、オレが作るので、それだけはやめてくれ。頼む。
あとで肝臓を傷めても責任取れないよ。


というわけで、学生さんの割ったガラス器具を片っ端から修理して直すことに終始した一日だった。


人前、しかもガラス細工をほとんどやったことのない人の前でバーナーワークをするのは緊張する。
前職の職場にはプロがいたから楽だった。
プロのガラス細工技術をビデオにとって mpeg ファイルにしたいと思っていたのだが、結局忙しくて手が出せなかった。
あとでお願いしてみよう。
T字でも、曲管でも、縦封入でも、プロが目の前でやっているのを見るとものすごく簡単にできるように思える。
なんだ、こんな簡単にできるんだ、誰でもできそうじゃん、と。
でも、自分でやろうとするとぜんぜんできないんだよね。


「わかったつもり」と、「体得している」ということの差は、天と地ほどの違いがあるということか。


大きいバーナー、買おうかなあ。
徐冷炉も欲しいぞ。