今日は朝から実験指導。
ワークアップ、クーゲル。
不安定化合物の取り扱いについて。
何に対して不安定なのか。
温度か、光か、水か、それとも酸素か。
それぞれに対して不安定なものはどう扱ったらいいのか。
たとえば水でも、容器の痕跡量の水分にも鋭敏に反応するのか、それともゆっくりなのか。
普通に扱っても大丈夫だけど、放置すると壊れるタイプなのか。
このあたりの説明をやや丁寧に。
一人一人別々に教えるのは非効率のような感じもするけど、まあいいでしょう。
クーゲルはメカがおかしくなって、なかなか苦戦。
駆動部をばらす。
モリブデングリスを塗る。
モリブデングリスは輝水鉛鉱の微細な粉が入っていて、潤滑に使うものなのだが、手が真っ黒になるので女性には歓迎されない。
なかなか落ちないからなあ。
でもね、働き者の機械油で真っ黒になった手ってのは、いいものなのよ。
技術をこれからやろうとしている人が、油汚れを嫌うなんてのはちょっとね。