朝から書き物。
合間に学生の実験指導。
昼過ぎになり、某社の方と共同研究の打ち合わせ。
えーとですね。できることなら、絞り込んだ話をしてほしいんです。
あれもこれもというのは、現実には不可能です。
試薬代そちら持ち、反応1バッチ10諭吉−20諭吉を目安にオネガイシマス。
委託ならそんなものです。大学は確かに貧乏ですが、便利屋ではありません。
とはいっても、学生に試薬が買えなくて実験できないような思いはさせたくありません。
わかりました。オレがやります。やらせていただきます。
脱水溶媒も買ってもらいますよ。18リットル缶で。
投資信託をするほど予算が余っている所もあるという風の噂も聞きます。
政治に強い人はいいんでしょうが、そうでない人はホントに大変です。
さらに書き物。
学生には再度クーゲルと分液を教えました。
シリコーンオイルをもらってきましたので、これで油浴を一つ作ります。


やり方はいずれにせよ、いくらかの研究費はやっと確保できたようです。
それを使って、一歩ずつ上を目指していきましょう。
立ち止まったら先へは進めません。でも、じっくりとアイデアを練ったコストパフォーマンスの高い実験をしていれば、どこかにあたりが混じっているはずです。
必要なのはアイデアと観察力と判断力、そして風呂敷を広げる能力なのでしょうね。