再見!柔軟性結晶

またもや柔軟性結晶*1です。ガラスのビンの内側に昇華していっぱい張り付いていました。
比較的丸っこい分子なので、分子の重心が固定されているにもかかわらず、分子の向きがてんでばらばらという、イヤーなやつです。
まじめに前へ倣えをしてほしいんですよね。


やはり、枝分かれしたアメーバ状になります。
アメーバの枝の数や方向には規則性がまったくありません。
しかし、痩せても枯れても結晶です。ちゃんとアメーバの枝先に結晶面(平坦な一面のみです)がちょこっと出ています。
結晶成長のステップも確認できます。


黒矢印のところが、段々畑になっているのが確認できるでしょうか。
赤矢印のところは結晶の領界です。ここで結晶の方位が変わって、全体としてはアメーバ状の多結晶になっているというわけです。だから枝に規則性がないのでしょうね。


さて、結晶の写真もそろそろコンパクトデジカメは卒業して、一眼レフを買おうかなとたくらんでいます。
予算の都合がなかなか付きませんが、ぼちぼちと行きます。
いい写真が撮れるようになりましたら、アップします。

*1:前回のはこれです。http://d.hatena.ne.jp/doublet/20060201#p1