今年の採集成果

もう、12月の半ばになりました。
今年の鉱物採集成果トップ3を報告します。
今年は採集にあまり行けず、大きな当たりもありませんでしたので、わびしいものです。
しかも common の種しか見つけられませんでした。
「なんだ、たいしたことねーなー」というツッコミも歓迎します。


3位は、水晶と黄鉄鉱群晶です。

↑一番大きな結晶が1.6cm。
八面体黄鉄鉱が水晶の隙間にいっぱいくっついています。
黄鉄鉱はきわめてありふれた鉱物ですが、八面体結晶がかっこよく(しかもまばらに)母岩に座っている標本は、意外と採集しづらいです。
ここは、結晶がかなり浮いて育っているので、八面体の多くの面が揃っています。


2位は、黄銅鉱結晶群晶でした。

結晶の大きさは1cm内外。
不思議な形状の双晶が多く混じっています。

新鮮な鉱脈を当て、晶洞性の黄銅鉱を掘り出す機会に恵まれました。
水晶、黄鉄鉱、閃亜鉛鉱、シャモス石の自形結晶などを伴います。
この黄銅鉱の双晶、横から見ると「おおきな おおきな おいも」の表紙絵にそっくりなんですよね。


1位は、水晶の日本式双晶です。

双晶幅2.2cm。
大きくはありませんが、造作と質がよろしいのです。
ここは水晶しかありませんでした。蛙の多い産地です。


いずれも知名度が低い産地です。
来年は大ガマを狙いたいものです。