現場写真です。古い写真です。
付加反応が大暴走し、反応容器がふっとびました。

釜は、500mLの三口だったのですが、粉々に砕けて跡形もありません。
ドラフトに設置したきれいなフラスコは県警の検分用。
バリバリに割れているのは冷却用に用いたプラスチックの洗面器です。
あたり一面にドラフトの安全ガラスが飛び散っています。

反応開始から熱暴走まで10秒たらずでした。


現場検証が終わると、おじいが「生成物がドラフト内壁にこびりついているぞ。もったいないから削り取れ」って言うんですよ。
ぃやんなっちゃうなぁもぅ。


もういっこはこれ。トリエチニルホスフィンの蒸留中に蒸留釜が破裂したものです。

まっくろけっけなので重合には違いないのですが・・・
この種の熱分解、液の色がみるみる変わって液面がブワーっと盛り上がってくるので、その瞬間に伏せます。


こんなネタを多数用意し、ここから学べるものを抽出精製します。
事象はさまざまなのですが、本当の原因はさほど多くはありません。
リスクアセスメント教育を学生さんにするべきですね。まぢで。