温対法

http://www.env.go.jp/earth/ghg-santeikohyo/about/index.html


また、めんどくさい法律を作っちゃったもんです。
で、二酸化炭素換算で3000トンを超える排出量があると、「特定排出者」となり、厳しい管理下に置かれる、と。
六フッ化硫黄の係数が大きくて、SF6 1 t = CO2 23900 t に相当します。
百キロちょっと出しちゃうと、簡単に特定排出者になってしまうということです。
高絶縁を扱う人、マグネシウムの溶融鋳造に携わる人には大弱りの規則ですよね。
セメント・石灰屋さんや、フロン屋さんは最初から引っかかるのがわかっていたのですが、係数の高さで泣く事業所も多いのではないかと。


ちなみに牛はメタンを一頭あたり 0.1 t/year 排出する計算になります*1
メタンの係数は 21 ですから、一事業所あたり 1430 匹の牛を飼ったらアウトです。


でね、ウチには広大な森があって、結構な量の二酸化炭素を吸ってるはずなんですよね。
だいたい8ヘクタールぐらい。二酸化炭素吸収量で言うと100トンちょっと。
そこらへんを減じて欲しいんですけどね。


いずれにせよ、文化的な生活には森と海が不可欠ということになります。
コジェネでよく出てくるのですが、自家用車の化石燃料無駄遣いは馬鹿にならない量です。
鉱物採集の際は、乗り合わせて車を出すようにしたほうがよいようです。

*1:ゲップだけ。排泄物は平成22年度からの報告義務。