実験開始!

さまざまな実験室整備の過程を経て、ようやく実験が始められるようになりました。
長かった。本当に長かったんです。
とりあえず、モノマーでも蒸留しておこうと蒸留装置を組み始めたら、ビグリューカラムを買い忘れたのに気づきました。
これから頼むと楽に二週間はかかってしまいますので、「久しぶりにガラス細工でもするかー」という感じで、ガラスをかき集めてガラス細工して長い空冷ト字管を作っていました。
15mm管が欲しかったけどなかったので、12mm管でいいや。
で、蒸留装置を組み立てると・・・

温度計の水銀バルブが二股に届いてない orz

いつもならこのサイズでどんぴしゃなのにおかしいなー、といぶかしがって確認したら、摺りが TS15/25 じゃなくて 15/35 だったので、1cm 摺りが長かったのが敗因です。
まーいいや原料だし、ということにします。


蒸留という単位操作は300年も前から変わってなくて、ローテクの極みみたいなものなんですが、ローテクにはローテクなりの加減があって、難しくて楽しいのです。
失敗して純度が上がってないと、がっくり来ます。

↑このテキテキ落ちてくる液滴を見るのが好きです。
300年前の錬金術師も、嬉しそうに蒸留の液滴を頬杖付きながら何時間も見ていたのでしょうね。


(おまけ)
ヤマトの二酸化炭素消火器を一本、ABC を一本入れました。
ヤマトの CO2 って、「にぎる」の文字のフォントがすごく男前なんですよね。

いつもこの描き文字を見て、「男らしいなー」とニヤリとしてしまいます。
海の男とか、鉱山の男とか、そんな風味なんです。