ノーベルショー

今年のノーベル化学ショーは、固体表面における化学反応についてのものだったようです。
受賞者は Gerhard Ertl です。表面化学では大家らしいのですが、名前すら知りませんでした。
http://nobelprize.org/nobel_prizes/chemistry/laureates/2007/press.html


しばらく、化学はより複雑な系に向かうという傾向を暗示しているかに思えます。
気相より液相、液相より固液という、よりバルクで現実に即した研究が重要視されます。
「個よりも集合」ということでしょうか。


化学ショーは他分野に比べわかりづらく、未受賞の大きな金字塔も少なくなってしまったような感があります*1

*1:ノーベルショーを全肯定するわけではありませんが