姪(高校一年)が「理科がわからない」というので、端から教えてました。


私「濃度が 0.5 mol/l の水酸化ナトリウム水溶液 300 ml と、0.8 mol/l の水溶液 200 ml を混ぜると、どのくらいの濃度の溶液になるでしょう?」
姪「何でこんなに面倒なことするんだろうね?はじめっから欲しい濃度の溶液を作ればいいじゃん」
私「まあそうだな。水酸化ナトリウムなんて特級でもキロ数百円だからな。溶液はすぐ二酸化炭素を吸っちゃうしね。」
姪「こんなの意味無いし」
私「まあそう言うな。もしお前がこの間ふられた彼氏が憎くて殺したとするだろ」
姪「うん?」
私「で、殺しただけでは飽き足らず、骨格標本にしたいぐらい憎かったとする。で、一番骨格標本を作るのに向いた水酸化ナトリウム水溶液の濃度が 0.75 mol/l なのだが、残念ながらここの家には 0.5 mol/l と 0.8 mol/l の溶液しかなく、この二つの溶液から作るより方法が無い、と考えてみたらどうだ?」
姪「わけわかんね。しかももう新しい彼氏いるし」
私「そんな話は聞いてない。仕事が速いな。」


(中略)


私「濃度が 0.5 mol/l の食塩水 20 ml を作るには、食塩が何グラム必要でしょう?」
姪「0.5 mol」
私「なぜ?多すぎるだろ」
姪「0.5 mol を水に溶かして1リットルにして、20 ml 使えばいいじゃん」
私「まあ、そりゃそうなんだが。同級生の N は実験で 1 mol/l 硝酸銀水溶液が数 10 ml いるところをを1リットル作って先生に怒られてたな」
姪「何で怒られるん?」
私「硝酸銀は高いんだよ。250 g の瓶詰めで何万もするんだ」


(中略)


私「酸・塩基というのは、身の回りに至るところにあって、意外と役に立っているんだがなあ」
姪「ぜんぜん見ないよ」
私「いや、気が付かないだけだと思う。人間の受精は酸塩基によって支配されているんだぞ」
姪「へー。」
私「女の人のアソコに男性の精子が入ると、精子は卵に向かって進むんだけど、これは酸性が嫌いな精子がより酸性度の低い子宮内に向かって進む癖によるものらしい」
姪「そっか。終わった後にコーラで洗うと妊娠しないってのもそう?」
私「よくそんな化石のような話を知ってるな?誰から聞いた?」
姪「彼氏。」
私「それは間違いなくデマ。大体、イッた後ってのはセックスで一番ほんわかした美味しい時間だろ。何でそこでコーラで洗わなきゃならないんだ?」
姪「知らない。アタシイッたことないし」
私「高校生にはまだ早い。オレの経験からすると初体験から半年以上立たないとイケないぞ、普通。」
姪「○○ちゃんは、最初っからイケたって」
私「どうも嘘くさいな。あるいはオナニー好きか?最近の研究ではイケる遺伝子、イケない遺伝子ってのがあるらしいって話だが」
姪「早くイケるようになりたいな」
私「いや、イクのを目的にセックスするのは愚かなことだと思う。金を貯めるのを目的に金を貯めるようなものだ」
姪「彼氏がね、(後略)