やっぱり光が難しい

ジェネレータを使った大型フラッシュは、ランプから出た光が結晶面に当たり、それがモロにレンズに入ると思いっきり飛んじゃうのでダメ。
ただ、光量はどうしても欲しいわけです。
となると、拡散角度の大きいディヒューザーが必須になります。
光源の系統を3つにして、フラッシュの光を拡散角度60度程度のホログラフィックディヒューザー(単価1.7諭吉)で散らすことにしましょう。
フラッシュだと光の跳ね具合が読めないんですよね。


マルチフォトは定常光利用ですが、大きなものはガイドライトで、小さなものはコンデンサーレンズで被写体の後ろから光を回してリーベルキューンミラーで拡散集光しています。
ハーフミラーを使った照明もあります(35mm 用同軸ハーフミラーはゲットしました)。



↑レンズの絵がすごくいいかげん。


で、何でマルチフォトはここまで照明にこだわっているのかという話なんですが、これはスクリーンマットに投影してみるとよくわかります。
ものすごく暗いんです。
ベローズを30cmも引き出しちゃうと、暗くて暗くてピントあわせどころじゃない、と。
光なので強度が距離の二乗に反比例しちゃうのはわかるんですが、夕闇で女の子の顔を見ているような感じ。誰でも美人に見えちゃう。


一番難しいのはやはり高倍率の 19mm の照明なんですが、何でこれだけオプション照明が無いんでしょう?
匙を投げたのかな?
マルチフォトの第一世代の頃は、光ファイバーが無かったですからね。あれば迷わず採用したことでしょう。


方位照明(1,2,3方向)、偏光方位照明、拡散同軸照明、暗視野および暗視野バックライト照明は欲しいです。