ゴキブリの悪口を書きすぎてしまいました。

ゴキにまつわる逸話はもうちょっとあります。
人から贈られたガラスのコップ6個セットを箱に入れて床下に置いておいたら、ふたの開いた箱の中でゴキブリが卵を産んでゴキブリの巣窟(それはそれはすごかったんです)になっていたとか、再結晶しようと放置したフラスコにゴキブリが入水自殺したとか。
あのハンドバックみたいな卵の固まりもあまり好きではありません。艶がやだ。
でもねでもね、大人になったら、ゴキブリよりももっともっと嫌いなものがいっぱい出来ちゃって、それと比較すると「ゴキはただうろうろしているだけで、不衛生なのはオレも同じだから、まあ許してやろう」って気になりました。
大人は、いろいろ嫌いなものがあるんです。
税金とか、パチンコ屋のライトアップ照明とか、製品開発のロードマップとか。
特に二番目は大嫌い。何でサーチライトで闇夜をライトアップするんだ馬鹿野郎。お前は星見人のことを一度たりとも考えたことがあるのか馬鹿野郎。
という感じで、ゴキブリより嫌いなものは多くあります。
虫でしたら、水脹れになるハネカクシ、集団で高速移動するフナムシなども得意ではありませんが、ゴキブリほどではないです。


なお、「油で揚げてもなかなか死なない」という mixi のネタは、たぶん想像か、あるいは相当油の温度が低かったんでしょう。
そんなことないです。高温の油に投入したらすぐ死にます。
マジです。


殺虫剤として効き目があるのはピレスロイド系なのですが、即効性で無いのでうろうろしていて嫌な感じがします。
あれは、体の一部にちょっとでも付くと、あとで必ず死ぬ薬なのです。
即効性を望むなら、ごく一部のホームセンターで強力油落としとして売っている洗浄液(主成分が「ジクロロメタン」のもの)があるんですが、それをちょっとかけてみてください。
5秒以内で瞬殺です。ホントに瞬時に動きが止まってしまいます。
ガラスコップ箱に数十匹の大量ゴキブリが発生したときは、停止液用の氷酢酸で殺したんですが、何分も生きてました。
やっぱりハロゲン系かな。環境にやさしくないですが。
プラスチックは溶けるので要注意です。
四塩化炭素なら3秒ですが、劇薬でもあり特化物でもあるので一般人には手に入りません。
数日前に仕事場に出た時は、アセトンで殺しました。子ゴキブリでしたが20秒の命でした。
数年前に THF で殺した時は、ゴキブリから黒っぽい液が出てきて「すげーぞ THF、ゴキブリを溶かすのかよ THF!」と思ったのですが、真相ははっきりしません。