大晦日採集

車をかっ飛ばして、半分居眠り運転をしながら、下田の道の駅で熟睡。
日が昇ったら行動開始です。
まずは須崎と爪木崎の石英脈です。
御用邸は入るわけには行かないので、このあたりにチョコマカ入っている石英脈を見てみます。
しかし、金属鉱物がありません。困ったぞ。
米粒みたいな水晶ぐらいしかありません。氷長石もちょこっと。
それにしても須崎は坂の多いところです。


ついでに、万蔵山の ramsdellite の産地に寄ってみます。
とはいっても、いつものところよりはるかに上、カリウムを試掘した万蔵山鉱山の鉱区の方です。
こっちにもマンガンの脈が入っているのを確認して、おりてきます。
なんか珍しい鉱物ないかなー、と探してみましたが、ありませんでした。


さらについでに、河津鉱山のズリに20年ぶりぐらいに寄りますが、バス停のところにあったズリは跡形もありませんでした。
大沢坑と檜沢坑の付近の石英塊をいくつか拾ってみます。
ここの銀星石はまだ見つけ出せていません。今回もダメでした。


吉孝鉱山まで足を延ばしてみます。
鉱山跡はまだ残っています。最終鉱業権者は三菱です。
細かい水晶と、黄鉄鉱と黄銅鉱が転がっています。
方解石で充填された晶洞を溶かしだすと、何か出てくるかもしれないので、いくつかお土産にします。
しかし、ほとんど何も無い状態でした。
三菱残念坑という名の坑道だけあって、残念!
田ノ久保坑は埋まっています。石英脈は見えますが、有色鉱物が見えません。


ちょっと離れた佐賀野鉱山も眺めてみます。
ここも穴が開いてるんですが、鉱脈が見えません。
そこら辺を歩き回ったのですが、どの鉱脈を立入したのか押したのか、見当もつきません。
ここは銅がやや多かったらしく、カッパーグリーンがちょぼちょぼ見つかります。
一次生成は黄銅鉱のようです。
しかし、ハンマーを当てるようなものはありませんでした。


今日の採集予定はこれで終了です。


温泉は、片瀬白田の「花いっぱい温泉」です。
なかなか良い温泉でした。もちろん掛け流しです。


晦日なので蕎麦を食べます。蕎麦屋はかなり混んでいます。
蕎麦屋が一年で一番儲かる日なので、しょうがないです。
よーしパパ、蕎麦食べちゃうぞ、なんて言ってるの。もう見てられない。
新蕎麦おいし♪このお店は当たりです。


鴨も食べちゃいます。うまいぞ。


メニューを見ると「ひみこ(美人のみ)」っていうのがあるんです!

美人しか頼めないんですよこの料理!どうしましょう?
誰が美人かどうかを判断するというのでしょう?
その閾値は一体どこにあり、主観に左右されがちな「美人さ」を、どういうパラメータをもって定量化するというのでしょう?
そんなことを考えながら蕎麦を食べていたら、お店のお姉さんが「お待たせしました〜。ひみこになります〜」って、件の料理をあるテーブルに持ってきました。
店の客みんなが注文した女性を凝視しましたよもちろん。
ですが、やっぱり注文したのは子供を三人も産んでるようなおばさんでした。
この「ひみこ」を頼めるかどうかで、客が女性としての修羅場を踏んでいるかどうかが判断可能です。


マムシグサは食べられません。一見きれいですが、よく見るとやっぱりグロいです。


カラスウリは中が納豆みたいになっているので、納豆嫌いの私には耐えられません。
坊主憎けりゃ袈裟まで憎い、とはこのことでしょう。