雪崩は消える花も咲く

写真を整理したら、古いのが出てきました。
谷川の春先なんですが、ひどいデブリの跡です。

人が立っているのがわかりますか？
谷川東斜面は厳冬期−春先にかけてひどい雪崩が起こるのですが、急斜面で岩盤が剥き出しのため全層雪崩が起こりやすくなります。
この場合、土と岩と木と大量の氷と雪のブロックがどっかり落ちてきます。
こうやって見ると、雪のブロックは人の背丈の倍、４ｍぐらいのものがざらにあります。
こんなのに巻き込まれたら、ズダボロにされちゃいます。
新雪の表層雪崩の場合、口や鼻が雪で満たされ窒息死するケースが多いそうですが、春先の全層雪崩は打撲だそうです。

私は冬の山は嫌いです。石が見えないんですもの。