売寅毎黒

信頼できる筋のオファーでは、ミントでマクロセツゾクリングと 40.5オス→ライカLマウントアダプター込みで16諭吉だそうです。
虎穴で4諭吉、その差は4倍。高い〜。
先月、今月とレンズを買っていない*1ので、考えてみます・・・
初期型は、イメージサークルが基準倍率でフルサイズぐらいなので、ちょっとでも倍率を下げるとイメージサークルが D3 の CMOS をカバーできないかもしれないことが気がかりです。


ウチもすこしドナドナしないとですね。


→とかなんとかいっちゃって、頼んでいたメディカルが届いたのでした。
これでこのレンズ二本目。Nikkor 4000万本記念とかニコンのサイトにありましたが、ということはニッコールレンズの少なくとも 1ppm はウチにあるんですよね(何本あるかは数えてないので不明です。1ppm 以上は確実にあります)。


メディカルは、漢のマクロレンズです。
無影撮影に特化したリングフラッシュ。ばっさりとヘリコイドを排したその思い切りの良さ。
しびれますぜ。やっぱりこうじゃなくちゃ。
特殊用途向きってのは万能選手では決してありません。
その代わり、何かの利点が群を抜いて卓越しているのです。
メディカルなら照明と正確な倍率とその印字。
プリンちゃんは色の再現と収差を極限まで減らしていました。
四兄弟はロングベローズをベロベロに伸ばした倍率域まで、イメージサークルを稼いだシャープな像を結びました。
いっぺんにいろいろ求めてはいけません。
何か一つを追い求めるのなら、捨てなければならないものは必ず出てくるのです。
妥協を許す閾値が汎用品のはるか上に設定してあることに、特殊用途向きの存在意義があります。


で、メディカルの写りなんですが、これは聞かないでね。
実はあまり良くないんです。特に 200mm。

*1:正確にはメディカルを1本買っていますけど