深い池沼

ふと、自分の撮影台の横に無造作に並んでいたレンズを眺めてビビりました。
S-Biogon 40/5.6, S-Orthoplanar 60/4, Printing Nikkor 95/2.8, Ultra Micro Nikkor 28/1.8, Macro Nikkor 3本, S-Planar 25/1.6。


なにこの病的に濃い沼は!


しかもまともなレンズ*1が無いです。


普通はさ、タムロン90mm とか、マクロアポランター125mmとかじゃない?
ビョーキですよビョーキ。


しかし、まったく反省していないワタシなのでありました。
レンズ沼の住人(というか廃人)は、自分がビョーキにかかっていることを知りつつも、治す気がさらさらないところが問題なんだと思います。


この一年、偏向したレンズ沼を漂ってまいりましたが、いろいろ勉強しました。
一本千円のレンズがビックリするほどよく写ることもあれば、一本5諭吉のレンズがグダグダだったりすることも。
そして、一つ言えるのは、何か一つの性能に極端に特化していると、それ以外はダメだったりします。
古いレンズは設計にゆとりがないのです。
新しいレンズはそこら辺がよく改良されていて、オールラウンドプレイヤーを目指しています。
古いレンズと新しいレンズ、どっちがいいかっていうのは難しい問題です。
被写体によっても、照明によっても、拡大倍率によっても写りというのはコロコロ変わりますから。
確かに今のレンズは無限遠から近接まで雰囲気よくキレイに写るんですが、全ての撮影状況の中でベストかというと、実はそうでもないのです。

*1:すべてのレンズにヘリコイドが存在しません。マウントもフランジバックもどこか変です。二つは可変の絞りすらありません。