リバース 50-60mm 4倍
私の購入したオシロニッコールは、肉眼でもわかる脈理*1がたぶん三枚目に入っていて、そのためにリバースが使えません。
脈理がここまで像を乱すとはおもいもしませんでした。
ちきしょー、ニコンめ。こんな欠陥ガラスでレンズ作りやがって。
しかしさすがにこんな古いレンズに文句をつけるわけにもいかないし。
Nikkor-O 55mm F1.2
光軸上に筋のように入った脈理ですが、見事にボケに出ています。
Micro Nikkor 55mm F3.5
S-Orthoplanar はコントラストがわずかに劣るけど解像力良好。
あれ?前は低かったように思えたのに・・・
Apo-rodagon は階調もコントラストも解像もよし。
ただしいずれも絞りが五角形でボケが汚い傾向あり。
Apo-rodagon のボケは見るに堪えません。
Micro Nikkor 55/3.5, 55/2.8 のいずれもリバースでの解像力は低いです。
いずれも f = 5.6、全部リバース、マルチフォト、D3です。
勝負玉はやはり S-Orthoplanar 60mm F4 かな。
以前 hateno さんが「Apo rodagon がいい」とおっしゃっていた理由がわかる気がします。
中古で1諭吉で買え、実力派。その解像力は Zeiss の $5000 玉に匹敵し、色も階調も素晴らしいです。
悪いけど、今回はニコンは褒めません。
その品質管理に私は怒っています。
*1:光学ガラスの屈折率が部分的に異なる現象。溶解混合が不十分なために起こります。ガラスのシュリーレン現象とお考えください。