紅葉狩り+若干の水晶狩り
久しぶりに懐かしい鉱物産地に出向いてきました。
朝もやの中を歩いて産地に向かいます。
ここは標高が高く、サルオガセが多くて地衣類マニアにはたまらないです。
ドレスのヴェールのような感じもしますが、弱った木に付くのでむしろ死装束。
産地に付いてのんびりして、お茶を沸かして飲みます。
コッフェル3セットを親父に貰い、そのうちの一つです。
あー、もう秋だなあ。
空気が凛として、すがすがしいことこの上ありません。
モミジを狩ります。根こそぎ狩ろう!
充分に堪能。
しばらくしたら、懐かしい知人がやってきました。
数年ぶりです。
しばらく雑談。
この産地では、いろいろな人と遊びました。
ある人は亡くなり、ある人とは別れ、ある人は最近病で倒れ、ある人は鉱物の世界から足を洗い、そしてある人は未だ石キチです。
多くの懐かしい思い出が浮き上がり、山に帰っていきます。
もう一つの目的は、最高の珪石の撮影用標本をひとつ確保することにあります。これは仕事用。
水晶じゃないです。珪石です。
で、崩れた露頭で探していたら、上から石が落ちてきて手に当たりました。
「いて!」と思って見てみると、手がざっくり。
げげげ。カマイタチかよ。カマイタチはホントは痛いないんだぞ。
血がどくどく。肉が見えるー。
ありゃりゃ。
どうやらニ酸化ケイ素の返り討ちにあったようです。
落石には気をつけましょう。
鉱物採集をするつもりは無くて、ただ紅葉狩りと珪石をひとつ拾いに来ただけなんですが、これで気が変わりました。
二酸化ケイ素に返り討ちの返り討ちにしてくれるわ!
しかし、それほどやる気も無かったので、誰かが開けたガマに残っていた水晶をおもむろに手でもいでリュックに詰めたのです。
もうちょっと紅茶を飲んでいたら、また別の懐かしい人がやってきました。