批判/批評文のリテラシー

いささかフランスびいきになってしまいますが、やはり基本的なお勉強があります。
俎上の論説に対し

  1. resume(レジュメ;自分の考えをまったく混入させず、なるべく語句用法等も原文のものをそのまま用いたまとめ)が作れること
  2. compt rendu(コント ランデュ;内容を咀嚼し、自分の語彙と表現力を用いた同一内容のまとめ。自分の意見はやはりなるべく交えない)が作れること

が必要な読み書き能力だと言われています。
批判や対立意見は、それらが身に付いてから。
相手の意見を読み取ったり、冷静に判断したり、盲点を洗い出すこともできずに批評はできませんからね。
自分の意見に対する批判を受けたとき、反射的に野良犬が噛み付いてくるような反論は控えるべきです。


自分の話を聞いてほしければ、相手の話を聞きましょう。
相手の立場や、思考の筋道についても思いを巡らせましょう。
結論が出ない問題もあれば、水掛け論もあります。
与えられた題材に対し、いちばん建設的で意味のある結論が導き出せるまでみんなで考えようではありませんか。
誰が言い出したかなんてどうでもいいんです。
意固地になったら、損しますよ。ホントに。