炎石計泡管

お問い合わせのありました Firestone bubbler ですが、ここに上げておきます。
私が愛用しているのは古いタイプです。ネ申職人 A さん作。
firestone_1


この形でなくてももちろんかまいません。上に三方コックが一つ付いているだけでいいかと思います。


中に細長いフロートが入っています。この形状いかんで浮力が変わってきます。
一番肝心要なのは、S さんに言わせるとフロートとカップの摺り合わせなんだそうです。
firestone_2


見てもらえるとわかるかと思いますが、この摺り合わせ、球面ズリでもなければテーパーズリでもありません。
ちょうどその間。
これが大事なんだそうです。


オイルは、シリコーンオイルを使ってください。


内圧がかかると優しくポコリと外れて泡を出し、減圧になるとフロートが機能して半日真空引きしてもオイルが上がってこない。これをもって理想とします。
しかし、これを作れる人はなかなかいません。
ガラス屋が動作確認しないので、性能保証は困難。
杉山元や桐山のような、フロートでなくガラス板が入っているタイプはダメです。
ゆっくりした減圧ではほとんど作動しません。


何度も根気よく作り直してくれる人か、きっちりこのものについて知り尽くしている人でないと、まともなものを作れないようです。


この際だから言っちゃうけど、オレは杉山元に板のタイプ4つ頼んで、全部カスだったので文句言ったら「折り返し連絡します。もちろん引き取ってきちんと動作するようになるまで無償で直します」って返事をもらったけど、その後4年連絡ないからなあ。
ほんとだよ。