炭素ナノちくわぶ
いろいろな使い道があり、めっぽう強い炭素ナノちくわぶなのですが・・・
縦に並べるとほぼ理想に近い黒体ができる
http://wiredvision.jp/blog/yamaji/200905/200905191101.html
これは写真撮影の背景にいいかもしれない。レンズの中に基板成長させればコントラストが上がりそう。
というヘンな用途を考えてしまうんです。
しかし
http://www.ednjapan.com/content/l_news/2008/05/u0o68600000087ba.html
こんな健康被害がありそうだよ、という話が出てきて、思いっきり冷や水をぶっ掛けられています。
アスベストが悪性中皮腫を発生させる原因のポイントは、化学的に安定なナノメートル径の長繊維で、単繊維が軽いものということになります。
構成元素や成分問わずです。
ここから考えれば、世に知られている様々なナノメートルサイズのファイバーが同じような健康被害を引き起こしてもおかしくないことになります。
化学的安定性が強いほどいい材料、ってのはこの間までの考え方になってしまいました。
これは、ポリ塩化ビフェニルでも、さんざん煮え湯を飲んだところです。
適度にぶっ壊れないとダメみたいよ。