だぶれっと

「doublet + とは」という語句検索でサーチエンジンからいらっしゃってますので、私がお答えしましょう。
「二つで一個」という意味ですね。doublet。

  1. 二枚のレンズよりなる色消しレンズ;二枚玉は最低限(二色)の色消し条件で、普通は撮影レンズには使わない安物レンズ
  2. 核磁気共鳴分光や電子スピン共鳴で観測される二重線;観測スピンが、別のスピンとの磁気的な相互作用で信号線が二重に分裂しているもの
  3. オパールなどの宝石鉱物を張り合わせて厚みを稼いで作ったカット石;地色の調整に使うことはあるけど、普通は安い張り合わせ石
  4. 二重語 (double meaning):一つの言葉で二つの意味を持つもの


さすがにダブレットのレンズはルーペ以外には持っていません。これが使われるのは今では激安の屈折望遠鏡の対物レンズぐらいです。マクロレンズでは Luminar 40mm, 63mm, Mikrotar 45mm が三枚玉(トリプレット)です。四枚玉はテッサーを代表として、いっぱい持ってます。
nikkorダブレットはありませんよね。Nikkor-D は二枚玉ではなく、十枚玉を指すはずです。
よく、単レンズの代表として「ベス単」と出てきますが、あれは1群2枚の張り合わせレンズですので、ホントは単玉ではありません。お間違いなく。


flickr のほうはすでにこの ID は取られていましたので、fluor_doubletにしたのでした。
fluor は、「フッ素を含む」もしくは「蛍石を用いた」の意味です。
蛍石は高コスト光学材料の代表で、かなりグレードアップした ID なのです。