最悪レベル
とうとう、国際原子力事故評価尺度(INES)でレベル7評価が出てしまった。
これより上はない。
東電と経済産業省が、重大な決定場面でいくつもの過ちを犯したのがこういう結果に結びついた。
外国からは「日本政府の説明が極めて不十分」とのご意見多数。
情報を出すタイミングがおかしい。
「チェルノブイリよりまし」という表現はヘンだ。
チェルノブイリと違って、福島には発電所のそぐそばまで多くの民家が存在し、居住している。
比較して安堵しているだけでは思考が止まってしまうよ。
どの核種が、どういう化学種でどのくらい、どう環境中に拡散し、どう移動していくのか。
人に対してどういう核種が取り込まれ、どう濃縮するのか。累積でどのくらい被曝するのか。
全核種の半減期、生物学的な半減期はどう見積もるべきなのか。
これをきっちり予測し、実測して動向を把握しなければならない。
という新しい時代に突入した。北斗の拳だぞ。