ウバロバイト

カルシウムを2価イオン、クロムを3価のイオンとして含むガーネット、ウバロバイト(灰クロム柘榴石)です。ウラル(ロシア)産。
小さいながらも、きれいな緑色透明の、シャープな結晶です。
クロム鉱床のクロム鉄鉱の隙間に育った小さな結晶です。
uvarovite
灰クロム柘榴石(uvarovite), Ca3Cr2(SiO4)3, cubic, Ia3d
Saranovskii Mine, Saranovskaya, Permskaya Oblast', Urals, Russia
FoV : 1.0 cm
Nippon Kogaku Ultra-Micro-Nikkor 55mm F2 (reversed, F = 8)/Nikon Multiphot/Nikon D3


uvarovite
灰クロム柘榴石(uvarovite), Ca3Cr2(SiO4)3, cubic, Ia3d
Saranovskii Mine, Saranovskaya, Permskaya Oblast', Urals, Russia
FoV : 6.0 cm
LOMO Mikroplanar 40mm F4.5 (F = 5.6)/Nikon Multiphot/Nikon D3

d 12面体の単純な面ですが、透明感がいいですね。


レンズを調べられる方が多いので情報を流しておきます。
前者は、日本光学が60年代に作った「ウルトラマイクロニッコール」という名の、半導体パターン焼付け用のレンズをひっくり返して撮影しています。
単色光用のレンズで、ちょっと色収差が出るので、絞って使ってます。
このレンズは素晴らしく解像します、が、入手は難しいです。
導師のサイトに誘導させていただきます。
http://homepage2.nifty.com/akiyanroom/redbook/ultra/ultra&green.html
http://homepage2.nifty.com/akiyanroom/redbook/ultra/um55engine.html
http://homepage2.nifty.com/akiyanroom/redbook/ultra/um55twolens.html
正直、もったいなくてなかなか使えないレンズですね。


下は、石の産地がロシアですから、やはりご当地レンズがよいだろうと考え、ソ連時代のマクロレンズLOMO、ミクロプラナーの40ミリを若干絞ってます。
造りはお世辞にもいいとは思えないのですが、ミラクルのように写りますね。
常用レンズの一本です。これもなかなか市場に出回らないです。