ロスアラモスの隠し玉
ヤツがやってきました。よく税関に引っ掛からずにきたもんだ。
頑丈な白い木箱に入ってます。
カメラはこんな感じ。古い円形のオシロのCRTを、方形のフォーマットで切り出します。
ロスアラモス研の番号が入っていて、国有財産だったというのがわかります。
このブツの存在をもって、オシロニッコール(Nikkor-O 55mm F1.2)がオシロスコープカメラ用レンズとしてアメリカの会社(EG&G)が買い上げ加工し、そのカメラがロスアラモス国立研に納品されて研究に使われていたというのが事実だというのが確定しました。
ロスアラモス国立研は様々なことを研究していましたが、メインは核開発技術。東西冷戦のさなか、そっち方面に使われていたのは想像に難くありません。
このカメラはオシロスコープの輝点を追いかけ、像にして記録する役割を担っていたのですが、そんなところにこのマクロレンズが多用されていたというのは、不思議なものですね。