ナトリウムとカリウム

周期表1族、アルカリ金属ではリチウムの下がナトリウム、ナトリウムの下がカリウムです。
非常に活性が高く、湿気および酸素と反応するので新鮮な光沢を撮影するのは至難の業なんですが、グローブボックス中で撮影してみました。
ナトリウムは灯油中で保存するのですが、表面はやはり水酸化物や過酸化物の皮をかぶります。
カッターナイフで切ると、ナトリウムの新鮮な銀白色の金属光沢が見られます。
でも、やはりゆっくりと酸化して、ややピンク色がかってしまいますね。
酸素濃度が 1 ppm を切れば大丈夫なのかしら(この写真では 100 ppm 内外)。
わずかに表面が酸化して、結晶粒の粒界がよく見えます。
真ん中あたりの折り目あたりの銀白色が本来のナトリウムの光沢と色です。
sodium_2


製法上、よく「ス」が入ります。鉱油中で溶かすのですが、比重が鉱油に近いためでしょうか。
下の写真では「ス」が見えます。

sodium_1

カリウムはもっと反応性が高く厄介。
青みがかった銀色です。

potassium