久しぶりに鉱物採集に

なんか最近バタバタして、ちっとも採集に行けずにフラストレーションが溜る一方なので、ほっぽらかして採集に行ってきました。
けっこう標高の高いところで、山登りに近い感じ。
このコースだと日帰りは無理なので、テントからシュラフから、全部かついでみます。
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重い重い。
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車を停めて、そこから登山道を登っていきます。
ここは、昭和40年代まで採掘していた鉱山跡で、鉱石を鉱山から沢まで索道で降ろし、沢から下の集落近くまでトロッコで輸送していたようです。まだ、トロッコレールが残っています。
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だいぶ崩れてます。のんびり歩くねぼすけさん。
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あの山のてっぺん近くまで上がります。ねぼすけさんはそれを聞いただけでグッタリします。
それにしてもいい天気。
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索道降ろし口支点付近に、火薬庫跡が残ってます。
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沢の渡渉から、痩せ尾根をグングン登って標高を稼いでいきます。ばてばて。
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鉱山に近くなると、周りは出鉱のこぼれた石英だらけ。かなりの鉱量があったみたいですね。
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ねぼすけさんの足で、ふもとからここまで3時間半です。


あ、鹿の頭骨みっけ!
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死して屍、拾う者あり。


ようやく鉱山に到着。鉱床は石英閃緑岩に入り込んだ石英脈で、膨縮はありますが、太いところだと15mぐらいの脈幅があり、これを露天と坑内掘りで掘ってたみたいです。
鉱山操業当時の道具がいっぱい残ってます。
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沢水を汲もうと思ってたのですが、トラバースルートが大崩落していて汲みに行くことができず、しょうがないので坑内にニョキニョキしてる巨大な氷のツララ(4mぐらいある)を砕いて融かして飲み水にします。
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坑内、ほんのわずかに硫化鉱(黄鉄鉱)がきているぐらいで、そんなに悪い水ではないです。
ツララの表面を見ていると、結晶粒界から結晶組織の大きさがわかります。
完全に単結晶質の氷もあります。
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氷も鉱物の一種です。


オレが中学生の頃から使っている、ゴアテックスシェルターを持ってきました。
まだ使えます。防水はもうヤバいかしら。しかし、二人では狭いです。
次は3−4人用テントにしましょう。
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ぺヤングを食べて夜が更けます。山ではぺヤングは大のご馳走*1
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おやすみなさい。

*1:ゴミが多く、しかもかさばり、そして投入した湯をすべて捨ててしまうぺヤングは、山で食べるにはぜいたくすぎます。