風邪引いて頭とのどが猛烈に痛い。
が、書類書きがたまっているので、仕事仕事。


学生に実験指導。
「その混合物の釜残は発ガン性物質が大量に入っているぞ」と言ったら、ビビられた。
すべての物質は毒劇物として取り扱うように指導。
よその研究室からヘルプを頼まれ、出張実験指導。
メルトの水酸化カリウム、200度にしたらフラスコに穴があいた、という話。


あ た り ま え だ。


ステンレスのセパラブルフラスコを貸与。
もう使わないものと思っていたのだが、念のために持っててよかった。

オレのツボにはまる怪しい論文を後輩が読んでいた。
Synthesis of Anthropomorphic Molecules: The NanoPutians. S. H. Chanteau, and J. M. Tour, J. Org. Chem., 68, 8750 (2003).





うわ、ホントに作ってるよ。すげえ。
残念ながら、ほとんどの誘導体は異性体混合物なので粘ちょう物らしい。
結晶構造を求めてみたいものだ。


オレも、自分の名前の漢字を骨格に有する化合物を合成していたことがあるが、最初の一文字ができなかった。
二文字目はそれほど難しくはないのだが*1
最初の一文字目は、もうちょっと時間ができたら作ってみよう。
折れ曲がったかなり特異な構造を示すということは ab initio 計算の結果からわかっている。

*1:わかりますよね。