2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧
3日ほど、出張で山口に行ってきます。
希土類と5族の複酸化物を二つ。 サマルスキー石(ブラジル、ミナスジェライス州)。 ちょいと緑がかった黒です。 と、イットロタンタル石。 イッテルビーで見つかった鉱物です。これはカナダのものです。 このヌメッとした樹脂光沢を愛するようになれば、病…
銅とウラニルイオンの含水塩基性亜セレン酸塩という際立ってややこしい組成を持つ鉱物で、レアミネラルですがお借りしたものの写真を撮ってみました。 空隙に生える草緑色の板状結晶集合体です。 これもコンゴの石です。いかにもアフリカという感じの色合い…
閃亜鉛鉱は亜鉛の硫化物 ZnS で、おなじみの鉱物ですが、意外と色彩変化があり、黄色透明だったり、オレンジ色だったり、緑色だったりします。 鉄分を含むものは銀色になり、鉄閃亜鉛鉱(マーマタイト)と呼ばれます。 日本の代表産地は細倉鉱山(宮城)と秩…
狩りをしているところの証拠写真を撮られてしまったよ。 http://tuyunekoayano.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/post-b20b.html
資料 http://www.jaea.go.jp/03/senryaku/seminar/06-5.pdf
シンコロブエのウラニナイトの隙間に出来るウランの花の一つ。フラマリエ石。鉛とウラニルの酸化鉱物。 オレンジ色透明板状結晶です。 フラマリエ石(fourmarierite), Pb(UO2)4O3(OH)4·4H2O, mon, P21/m, Shinkolobwe Mine (Kasolo Mine), Shinkolobwe, Kat…
シンコロブエ鉱山(コンゴ)のズシリと重い魔性の石。 オレンジのは、鉛とウラニルの鉱物でしょうね。 マンハッタン計画の原子爆弾原料となったウランは、ここで採掘稼行されました。 広島の多くの非戦闘員民間人を大虐殺したのは、ズバリここのこの鉱物から…
触媒で使う白金は、金属塊よりも非常に細かいものです。 表面積に応じて反応性が上がるためです。 白金末だとだいぶ灰色っぽくなってきます。 これでもまだ粗くて、常用するものは白金粒が非常に細かく、ほぼ真っ黒に見えます。こういうのを白金黒といいます…
なんかパタパタしてます。トド凍っています。冷凍品。 雑誌「RikaTan(理科の探検)」次年度春号は元素特集です。これに、ねこのてぶくろ亭の元素写真をふんだんに使用した、巨大(A1)版実物周期表がおまけに付きます。 雑誌「RikaTan」関連では、次年度から…
じっくり光をまわして、撮りなおし。 鏡を撮影しているみたいなものだから、けっこう難しいです。
前にほっておくと腐るって話を出しましたが、写真をすっかり忘れてました。 酸化皮膜ができて、青みの強い虹色になります。 ビスマスの虹色がありなら、これもまたありですよね。
前の写真はあまりにもらしくないんで、撮りなおしました。 塩素キャリアによるCVD成長で骸晶がよく見えます。 面は、(111) 八面体と (100) 六面体の集形。 ちょい光輝をにじませてみました。
ウエハ検査用顕微鏡の架台を載せてみました。
マグネシウム再発注。蒸留品(結晶)。ステンレスレトルトの上に咲いた銀色の花。 ウチのも一回塩酸洗浄しないとなぁ。
でですね、そういうところに、かつて生産された高性能のマクロレンズが使われている、というところにもご興味を持っていただければ、と思います。 実は、メインの撮影機材は、マルチフォト+マクロニッコール(ニコン)なのです。 今となっては顧みられるこ…
本業では地獄のようにタイトな一週間が始まります。 はじまりはじまり・・・。 ねこのてぶくろ亭関連では、左巻先生に「次年度 RikaTan 委員やってくれ」と言われ、ねこのてぶくろ亭は総力を挙げて科学の雑誌 RikaTan(理科の探検)をバックアップすることに…
アゴラにいらっしゃったお客様が、「ウチに転がっている石で、ボロついているのがありますので、よろしければ差し上げます」とおっしゃってくださるのです。 で、綿に包まれた石を開けてみると・・・ いっ、糸金!!!糸金がいっぱい!! しかもえらくいいヤ…
大盛況で終了いたしました。 いらっしゃってくれたお客様、おてつだいの皆様、誠にありがとうございます。 感謝の言葉もありません。 今回の展示は時間がなく、正直20点ぐらいの評価なんですが、それでもいらっしゃった方々が「うわー、きれい!」と喜んで…
すいません、忙しすぎて不義理しています。 日記コメントの返信は、時間が出来次第お返しします。 土曜日曜日と、お台場JSTの総本山、日本化学未来館で写真展示やってます。 http://scienceagora.org/ もちろん無料。お暇がありましたら覗きに来てくださ…
アルミニウムの一周期下、13族のガリウムです。 やや青みがかった銀白色の金属で、融点が低く、体温で簡単に融けてしまうほど。 それだけならまだいいんですが、とにかくいろいろなところにペタペタ貼り付き、えらく難儀します。 テフロンやプラスチックは…
おなじみのアルミニウムなんですが、結晶を作りづらいことこの上なし。 酸化皮膜が乗ってなかなか剥けてくれないし、湯をゆっくり冷やしても結晶が大きく育ってくれません。 とりあえず外見だけでも。 よーく見ると結晶粒界にまぎれて、樹枝状の結晶組織が見…
雑誌「Rika-Tan(理科の探検)*1」で、元素実物の写真周期表を作ることになりました。んで、ねこのてぶくろ亭はそれをフルバックアップします。 春号(4-6月号)、サイズはA1、けっこういいものができそうな感じがします。 「世界で一番美しい○○○」の上を…
ヨウ素法によるクリスタルバーが間に合わなかったので、手持ちの焼結品を。
日本の常温において液体の元素の一つ。もう一つは水銀です。 ハロゲンで、とても刺激臭。体にも悪いです。 気化し、重い茶色い煙をもうもうもう。
だぶは あけびを げっとした! どうしますか? ■生で食べる □みそ焼きで食べる □皮を炒めて食べる
今日もまた、アゴラの展示物作ってました。 今週中は忙しくて、日記更新がおろそかになります。 ごめんなさい。
師匠にイカ焼きをもらいました。大阪名物なんだそうです。 ごちそうさまでした。イカ焼きでした!
一日サイエンスアゴラの展示物を作っておりました。 くわー、まにあわねー。
金属亜鉛の粗粒のものを作り、低温脆化させて叩き割ってみました。 亜鉛は遷移金属末端の金属で、d軌道はすべて占められていることから、遷移金属よりはむしろ典型金属に近い性質を示します。いろいろな点でスズに似てますね。 破断面。やや青みがかった独特…