鉄閃亜鉛鉱

亜鉛鉱は亜鉛の硫化物 ZnS で、おなじみの鉱物ですが、意外と色彩変化があり、黄色透明だったり、オレンジ色だったり、緑色だったりします。
鉄分を含むものは銀色になり、鉄閃亜鉛鉱(マーマタイト)と呼ばれます。
日本の代表産地は細倉鉱山(宮城)と秩父鉱山(埼玉)、神岡鉱山(岐阜)です。
秩父鉱山の標本を戴いてしまいました。ありがとうございます!
最近貰ってばっかりですねー。


zincblende_1


おそらく大黒坑の亜鉛鉱体にできた晶洞の内張りですね。細かい茶褐色のは鉄で汚れた方解石。
シャープな結晶の集合体で、一部平行連晶になっており、かなり見事です。
結晶の形は、頂点の切れた四面体。
やはり鏡みたいな結晶で、結晶面の反射のコントロールに大変難儀します。


zincblende_2