日の出ているうちは論文をやや斜めに読む。
専門誌ばかり読んでると専門馬鹿になるというけど、今の学術雑誌の総量から考えたら、専門誌を読むので精一杯。
分野すべての論文が読めるはずがない。
大昔の研究者は、たとえば Chem. Ber. すべてに目を通していた人とかもいたんだけど、現在ではそれはまず不可能。
そこらへんは出版社のほうも重々承知のようで、オンラインの電子ジャーナルを一冊分、いっぺんに読もうとすると不正アクセス対象でアクセス禁止の重い処分がくる。
つまり、まともな人なら J. Am. Chem. Soc. をまるまる一冊読みはしないということなんだろうな。


目的とした文献の次のページに、おもろい論文が載っているってのはよくあることなんだけど*1、こういう読み方は今ははやらないようだ。

*1:ただ単純に実験手法が分野によってまったく違うだけだという話もあり