島に行きたい。
もう、役場前のビーデビーデ*1の花は散っちゃったかな。
殺人的な直射日光が路地の植木の下に黒々とした陰を落とし、でも、海から吹く風はそれなりに涼しいっていうのが欲しい。


というわけだからではないけれど、最近読んだ本。

小笠原クロニクル - 国境の揺れた島 (中公新書ラクレ (185))

小笠原クロニクル - 国境の揺れた島 (中公新書ラクレ (185))

お世話になった人たちが出てくる。
島の人の書く文章によくある独特のウェットさもなく、淡々と、でもしっかりと重要な事実を書き上げた良書だと思う。
この島に来ると、「国際交流とはなんだろうか」「文明とはなんだろうか」「戦争とはなんだろうか」「島というコミューンの特徴」などの様々な考えが頭をよぎる。

*1:ムニンデイゴのこと。真っ赤な大振りの花を付ける