沸石

新しい J. Am. Chem. Soc. に、沸石の構造解析に使える固体 NMR の話あり。
D. H. Brouwer et al., J. Am. Chem. Soc., 127, 10365 (2005).
沸石だと構造が複雑でしかも大きな結晶が取れないので、リートベルトでの解析も難しいということから、種々の NMR テクニックと粉末のデータを組み合わせて構造を決めるというネタ。
ここで、固体二重量子 NMR 実験として、SR264 っていうシーケンスが出てくる。
29Si-29Si のスピンペアの距離を判定できるらしい。
オリジナルの論文に当たっていないんだけど、これ、溶液でもつかえないかな。
D. H. Brouwer et al., J. Am. Chem. Soc., 127, 542 (2005).