新しく設計した分子を作ってみる。
予想通り、結晶性よろし。
ヘキサンに対する溶解度が低く、ベンゼン、THF によく溶ける。
ふむふむ、いい感じ。
結晶がキラキラなのがいいね。


学生さんと話していたのだが、物質の溶解度は結晶構造によってもだいぶ異なる。
ここらへんは薬やさんとか、DDS で大きな問題になる。
この間扱っていたのは、三斜と単斜の多形があり、前者はアセトンにあまり溶けないが、後者はベロベロに溶ける。
再結晶で単斜晶を結晶化させた状態(飽和溶液+単斜晶)に三斜晶を種付けすると、三斜晶がぐんぐん大きく育ち、単斜晶は(飽和にもかかわらず)溶解して消失する。
へんなの。