今日の実験結果は久しぶりにびっくりした。
結果がそれなりに予期できる研究をしばらく続けていたので、作業仮説から大きく離れて、しかも驚きのデータが出るととても楽しい。
実験科学の醍醐味ではある。


SciFinder のデータ欠落の多さにうんざり。
なんだよ、ぜんぜんデータが入ってねえじゃねえか。
まともにこれを信じるのは危険だが、今さら Chemical Abstracts の冊子体を引く気にもなれないしなあ。どうしたらいいんだろう。
ChemiAb ですでに多くのデータ欠落があるんだから、関連分野の論文収集はこまめにしておけということなのだろうな。


特に化合物の古い報告は要注意。SciFinder で検索しても合成報告が無いので頑張って条件検討して合成したら、実は半世紀も前にさっくり合成されていたりするので。
で、見事に Angew. Chem.Z. Anorg. Allg. Chem. に論文があったりする。


ちきしょう。高いライセンス料を払ってるんだからまじめにやりやがれ。