朝から結晶構造解析。昨日の収集データは、反射が12万点!
規格化にべらぼうな時間がかかる。
やはり trigonal。


真空ラインを立ち上げつつ、質量分析計のイオン源の組みなおし。
パーツの距離が近すぎて、ターゲットとイオン源ベースが導通している。
ふざけるな。設計者出て来い。
ガスクロのキャピラリカラムを切り、グラファイトフェラルを交換。
リーク探し。
自分だけでやると学生が育たないので、学生にやらせるが、配線を切ってしまう。
配線を繋ぎ直し、またやらせる。


さて、自分の実験をしようと実験台に戻ると、某センセからお呼びがかかる。
結晶構造解析の依頼。
サンプリングするも、骸晶*1しかいない。
一見よさそうな結晶なのだが、結晶の中に溶液がいっぱい入っている。
なんとか端っこを切り出してループにマウント。また順番待ち。


用事で、別の某センセの実験室を拝見。
いわゆるシュレンクライン*2、通称マニホールドが多い。
これだけ入れるのはお金がかかっただろう。
「拝見!隣の実験台」シリーズもいいかもしれない。


学生さんの実験指導。
合間に反応を二つ仕込む。
封管。


なんか今日は自分の仕事が進まなかったな。

*1:がいしょう。特定の結晶稜だけが優先的に成長し、面の成長がそれに比べて遅いと、結晶面がへこんだ結晶になる。ひどいと、中空の結晶になる。今回はこのタイプで、マカロニみたいな結晶しかいなかった。結晶成長が速すぎるんだよな。

*2:真空ガラスラインとアルゴンガラスラインが平行になっていて、三方コックが両者をまたいでいるもの。値段はコックの数に依存するが、4つコックで8万円ぐらいが相場かな。