カノン・ロックを聴いてみた

しばらく前から、アマチュアロックギタリストの間で流行っていた Canan Rock を聞き比べてみました。


どういうことかと軽く説明しますと、ヨハン・パッハルベルの Canon in Dmaj をいかにも HR/HM 風にアレンジしたのをみんなで弾いて競う合おうという世界中のお祭りなのです。
アレンジャーは台北のギタリスト Jerry C さん*1
「いったい何人やってるのよ?」という一大イベントになりました。
中には音楽で食べているであろうレベルの人も。
アンオフィシャルなページですが、一番見やすいのは以下のリンクです。
http://jerryc.co.uk/


タブ譜は Jerry C さんのところからも、ここから落とせます(ソフトウェアのダウンロードが必要)。


見るポイントですが、技巧曲にアレンジされているので、その部分がうまく咀嚼されきっちり弾きこなせていることが大前提。
ロックギターには重要な、スウィープ、ピッキングハーモニクス、タッピング(ライトハンド)などが押さえられていること。
リフの歯切れとリズム感が「ロック」していること。
あとは好みの問題になります。


オリジナルの Jerry C さんの演奏はこれ。
グルーブはアレンジャーならではでしょう。
この人、チョークアップの音程が正確でないのがかえってロックロックしてます。
http://video.google.com/videoplay?docid=8590308394895590930


一番好みはこのビデオです。若そう。東洋人でしょうか*2
チョークダウンとグリスアップのスピード、リフ、PH。いずれをとっても HR/HM してます。
やっぱりギターを弾く若い子を応援しちゃうんですよね。映像もいいですし。
http://video.google.com/videoplay?docid=4058167696931541082


この人はめちゃウマです。軽く弾いてますね。ピッキングは強そうです。
もうちょっと PH がツボにはまった方が好みです。
ビブラートは好き。きっちり細かいところまで神経を払って弾いているのがわかります。
録音がよければもっとよかったです。
http://www.youtube.com/watch?v=_5gDKUVCD8U


日本を代表するのは「地獄男*3」さん。
スウィープはパッチリ練習しているだけあってきれいですね。
レガートなフィンガリングも堂々としたものです。
http://www.youtube.com/watch?v=HX8-wh3-jiM


こういうお祭りは YoutubeGoogle Video ならではの楽しみですね。
さて、一番ロックしている(ロックの歌心のある)のは誰でしょうか?


あなたもチャレンジしてみてはいかがでしょう?

*1:http://jerryc.tw/

*2:韓国人だという噂があります

*3:「地獄のメカニカル・トレーニング・フレーズ」というハイテク教則本があり、名前はそこから来ているものかと。