皆既月食

月食を見ようと早めに帰ってきましたが、天気はあいにくの曇り。
望みがありそうでぎりぎり見えない曇りなんですよね。
国立天文台のサーバは重すぎてつながりません。
北海道では見えるらしいんです。


→皆既食の間、一回だけ真っ赤な月が出ましたが、写真に収めることができませんでした。
皆既食から満月に戻る部分食のところで、シャッターチャンスが何回かありました。
月の右側が欠けているのは、もちろん地球の影です。


赤い月が撮りたかったな。雲のバカ。
まあ、肉眼でちょっとでも見られたからいいか。いいことにしよう。



久しぶりにタカハシの8cm F12 を出したのですが、赤道儀をどこかに置いてきてしまい、しょうがないので Manfrotto の三脚に軽くガムテープ止めして、ほとんど手持ちで撮りました。
手ぶれはご容赦ください。焦点距離 1000mm ですからね。
このくらいの長焦点ですと、50m 離れた(女子大生の住む)アパートの廊下の蛍光灯の上に虫が止まっているのが見えます。
もちろん部屋の中は覗いておりません。


(おまけ)粘着タイプのガムテープの粘着面を互いに貼り付けて、暗いところではがすと、青白く発光します。
発光する原因は、昔聞いたことがあるのですが忘れてしまいました。

昔、これがあまりにも面白くて、布団の中でカミさんとガムテープをほぼ一巻き使い切って、遊んだのが思い出されます。
なお、このような分子集合体の変形に伴う発光ってわりとあって、たとえば砂糖(ショ糖)の結晶などでも見られます。
ラニュ糖を小さなガラスコップにいれ、棒で突いて潰すとぼやーっと発光します。*1

こういうダイナミックな現象で、しかも暗い発光って撮影するのがホントに難しいです。
これは Nikkor 50mm F2 なのですが(一番明るいレンズが F2 とは・・・)こういうときはノクトニッコールが欲しくなります。
買わないんですけどね。でも欲しいです。道端に落ちてないかな。

*1:追記 デイリーポータルにも記事がありました。http://portal.nifty.com/koneta05/09/10/02/