知人と一緒に、ユニバーサルステージを回収してきました。
形見なんで、定価の一割を置いてきましたが、ちょっと払いすぎた感がなくもありません。
元を回収するまで使い込みます。


これについていろいろ聞いてみたら、国内で作っていたのはニコンで、製作修理の職人さんが数年前に体を壊して、もうメンテやオーバーホールは引き受けられないんだそうです。
で、その時点でのメーカー在庫は2つで、それは某大学がなんとか資金繰りして購入したのだとの裏話。
裏は取ってませんが、そんな感じらしいです。


これで、微小結晶の軸立てと写真架台が揃いそうです。
これがあると、たとえば3cmの鉱物標本に付いた1mm未満の針状の鉱物をきちんと望みの方向に向けることができます。
これはモノが小さいほど難しくて大変なのです。


高倍率マクロで解像度を上げようとすれば、車に例えれば、レンズはエンジン、カメラは動力伝達系と足回り、そして被写体の載物台はボディとフレームに相当します。
どれを欠かしても成り立ちません。
レンズの良さは、剛性が高く動作自由度の大きい載物台によってその能力が発揮されます。
20倍を超えたら、三脚ではフレーミングすらできません。ホント。


ついでに実家の高千穂光学 POS、光学の原理、湾岸も回収してきました。
光学の原理は、第2分冊が回折論でした。
読み込んだ跡があるのに頭に入っていないのはなぜ?
当家の顕微鏡はこれで3台。じゃまっけなので一つ処分します。
で、高速のサービスで久しぶりに湾岸をパラパラめくっていたら、読み出してしまうという罠がやはり大きく口を開けていたのでした。