解像限界

高倍率撮影では簡単に解像の限界に達してしまいます。
およそは絞りや開口径による回折の効果ですが、原理的に光の波長より解像することは不可能であることは書きました。
マクロ撮影というと、ガリガリに解像した写真を想像しますが、それは等倍−2倍ぐらいまで。
そこから上はそう簡単に解像度が上がりません。
理想的なレンズで、UMN 30mm のように光の波長まで解像できたとして、光の波長がデジタルカメラピクセルと同じサイズに達した倍率が限界倍率です。
D3 は 1px 8.5μですから、倍率で言うと 17 倍以上上げるのは無意味です。
SD14 で 1px 4.5μ。このときの倍率は9倍です。
倍率をこれ以上上げても、ねぼけた写真しか撮影できません。
実際には絞るので、解像度はこれよりはるかに低いものとなります。