光源
- マットな光沢を持つものの表面組織を写すときは、四方八方から散乱光を照射する無影がよい。
- 艶の強い物体の艶を表現したい場合は平行光がよい。
- 両方表現したい時は、両方の素性を持つ光源を併用する。
- 無影光源の理想は、球状の光散乱物で被写体を囲む場合。
- フラッシュでは、ディフューザの面積が小さいほど、被写体との距離が大きいほど、画角が狭いほど平行光に近くなる。
- 平行光線による光源の理想は直射日光。バルブ光源をレンズで平行光にしても同じだが、光束の太さは太陽光より細い。
これらをもとに実現可能な光源を考えると・・・
- 虫撮りで、虫の表面組織をキレイに出そうと思ったら、大き目のディフューザを用いたフラッシュ撮影がよい。虫が逃げない程度に近づけて。これだと散乱光と平行光の両方の性質を有する。
- 結晶面を撮るなら、平行光を使わないと面の反射率のコントロールができない。結晶面の数だけ光源があるとよい。
ということになります。
この場合エピライティングだけなのですが、結晶のときは、暗視野透過照明、明視野透過照明もあります。