伝説のレンズ

開口径による回折限界まで分解能を高めた、「あの」激レア25倍玉が50諭吉とな!
物価換算したら定価の四分の一ぐらいでしょうか。
しかし手が出ません orz
martini さんの調べた patent ではこうなっています。
http://www.google.com/patents?id=mnRzAAAAEBAJ&pg=PP1&source=gbs_selected_pages&cad=0_1#PPP2,M1


ホントに対物レンズっぽいですよね。
本文には明確な記載がありませんが、アッベ数 94.9 の異常に大きなものが蛍石です。
これは L8 です。蛍石を張り合わせにしています。
熱膨張率がガラスとかなり異なるので普通は蛍石バルサム張りにしないのですけど、小さいレンズだからなのか、あるいはオイル張りなのかと考えたのですが、特許では cemented とあるので前者のようです。
バックフォーカス(本来なら WD なんですけど、リバースしかできないので)は f = 100 のデータで 2007 とあるので、30mm 玉なら 60cm。長いなー。
するってえと被写体はホントにレンズのまん前、エピライティングができません。
スペック的には UMN の中で最も高倍率かつ高解像度で、最も枚数が多くてお金もかかっており(蛍石が入ってますからね)、そして最も「実用するのに大変な」レンズだと言えます。


誰か買って、日本に帰国させてくださいヨ。
私は貧乏なので買えませんけど。私は汎用品の 28mm でいいです。
ある雑誌では、検査用に某機関で設置したという記述がありましたが、現在国内に残っているんでしょうか?
買ったら英雄になれるかもです。

あれほどいいと思っていたのに
もう一つ上を知ったら
もうそこでは満足できない


そう、実家で原典を紐解いているのです。